実は最近、あるご相談をよくいただきます。
それは、「ホームページを使った集客」のこと。
先日お話させていただいた、塾長先生は、
「年々、反響を得るのが難しくなっているチラシとは別に、新しい集客手段がほしい」
そう考え、業者に依頼して、ホームページを作られたそうです。
ところが、ウン十万円という大金を投じたにもかかわらず、
・ホームページのアクセス数が少ない
・ホームページからの問い合わせがない
・毎月、業者に支払う費用ばかりがかさむ
など、まったく集客に結びつかないことに悩まれていました。
そこで、今回の記事では…
Q. ホームページで上手く集客できないけど、何でなの?
という悩みにお答えしたいと思います。
実際、すでにホームページをお持ちの先生の多くが、
「集客したいし、何とかしたいとは思うけれど…」
「専門知識もないし、どうしていいのかわからない…」
など、打開策を見いだせずにいます。
とはいえ、みなさんがそうなのかといういと、そういうわけではありません。
多くの先生が、ホームページを活用できずにいる一方で、
・毎月30件以上の問い合わせ
・毎月コンスタントに10件以上の無料体験申し込み
など、ホームページからの集客を、
「一人占め」している塾があることも、まぎれもない事実です。
「それって、有名な大手の塾なんじゃない?」
「何十万円も広告費用を使っているんじゃない?」
もしかすると、こう思われるかもしれません。
でも、ホームページからの集客に成功している塾だからといって、
ネームバリューがあるわけでも、多額の広告費を使っているわけでもありません。
Q. それなら、いったい何が違うの?
と、思いますよね。
ホームページからの集客に成功している塾と、そうでない塾の決定的な違い。
それは、
「あたりまえのことを、あたりまえにやっているかどうか」
ただ、これだけの違いです。
何も、専門家にしかできない、難しいテクニックを駆使しているわけではありません。
ほとんどの塾が、この「あたりまえ」のことができていないために、
ホームページが、お金ばかりかかる「お荷物」になってしまっているのです。
ホームページから集客するテクニックは、
それこそ、本が何冊も書けるほどたくさんあります。
もしかすると、先生も、本屋でホームページ関連の書籍を探していて、
「たくさん種類がありすぎて選べなかった」という経験をしたことがあるかもしれません。
先生のなかには、ホームページに関する書籍を数冊買ってみたけれど、
「結局、何をすればいいのかわからなかった」という方もいらっしゃるでしょう。
すべてがそうとはいいませんが、集客に関する書籍の多くは、
集客力を上げるための「専門的なテクニック」を解説したものです。
やらないよりは、やった方がいい。
でも、それなりの専門知識が必要になりますし、
やってすぐに爆発的に集客できるわけではない、といったところでしょうか。
もし、先生が、「毎月5件くらいの問い合わせがほしい」ということなら、
これらの専門的で、実践するのが難しいテクニックを学ぶ必要はありません。
私もこれまで、たくさんのホームページを運用してきましたが、
先生が、毎月コンスタントに数件の問い合わせを得たいというなら、
「あたりまえのことを、あたりまえにやる」
これだけで、十分なのです。
Q.「あたりまえのこと」って、具体的に何をすればいいの?
先生が、ホームページからの集客に成功したい、
また、今よりも集客できるホームページを作りたいと思うなら?
今からご説明する「6つのポイント」見直してみてください。
どれも、ホームページからの集客を成功させる上で基本となることばかりですが、
多くの先生が、見落としてしまっているポイントです。
1. ホームページの目的は明確ですか?
先生は、ホームページを見た人に、何をしてほしいですか?
・塾に良い印象をもってもらいたい
・塾のことをくわしく知ってもらいたい
・資料請求をしてほしい
・問い合わせをしてほしい
・無料体験に申し込んでほしい
など、さまざまな目的があると思います。
先生が、ホームページで成功したいと思うなら、
まずは、その目的を明確にし、1つに絞り込まなくてはなりません。
なぜなら、先生の目的によって、
ホームページの作り方は、180度ガラッと変わるから。
要するに、「良い印象を与えるホームページ」と、
「問い合わせをしてもらえるホームページ」は、その作り方がまったく違うのです。
実は、ホームページで集客する上で、
一番大切なことであり、一番見落としがちなこと。
それが、「ホームページの目的を明確にする」ことなのです。
集客が上手くいかないホームページの多くは、
目的が明確でなかったり、目的とホームページの作りが一致していません。
先生のホームページは、目的が明確になっていますか?
まずは、ここからチェックしてみてください。
2. ターゲットは絞り込んでいますか?
ターゲットを絞り込むことの重要性は、過去の記事でもお伝えしたとおりです。
「ターゲットを絞らなければ、見た人には何も伝わらない」
これは、チラシもホームページも同じです。
しかし、ホームページにおいては、
ターゲットを絞り込むことは、チラシよりもさらに重要になってきます。
なぜなら、ターゲットを絞り込むことで、検索されたときに、
先生のホームページが、「より上位に表示されやすくなる」から。
これは、集客に成功する上で、
大切なポイントになりますので、少しくわしくご説明しましょう。
たとえば、先生が、「中学生の子どもを持つお母さん」に、
ホームページから無料体験の申し込みをしてもらいたいとしましょう。
ターゲットとなるお母さんは、
どうやって、先生のホームページにたどり着くでしょうか?
まだ、先生の塾の存在を知らないとしたら?
当然、「塾の名前」を検索してたどり着くことはありませんよね。
では、その方は、「学習塾」と検索してたどり着くのでしょうか?
試してみるとすぐにわかりますが、「学習塾」というキーワードで検索すると、
100万件以上のホームページがヒットします。
そこには、大小さまざまな学習塾の情報はもちろん、
学習塾経営者向けの情報だったり、学習塾に関するニュース記事だったり…。
塾に関する、膨大な数の情報がでてきます。
なので、これらの膨大な情報の中から、見込み客となる人が、
先生のホームページにたどり着くことも、あまり考えられません。
先生のホームページにたどり着くお母さんは、
「◯◯市 学習塾」
「◯◯駅 学習塾 中1」
「◯◯駅 塾 個別指導」
など、地域情報と組み合わせた検索をして、たどり着くのです。
では、ターゲットは、どのように絞ればいいでしょうか?
当然、「中学生の子どもを持つお母さん」だけでは、ダメですよね。
「◯◯市に住む、中学1年生を子どもにもつお母さん」
「◯◯駅周辺に住む、中学1年生の子どもを個別指導塾に通わせたいお母さん」
など、具体的にターゲットを絞り込むことで、多くの塾のホームページがあるなか、
先生のホームページが、検索結果のより上位に表示されやすくなるのです。
先生のホームページは、ターゲットを絞り込めていますか?
大事なポイントですので、もう一度チェックしてみてください。
3. ターゲットに伝わるコピーを書いていますか?
先生のホームページにアクセスした人は、
何を見て、「この塾に問い合わせてみよう」と、思うのでしょうか?
ターゲットは、デザインや写真を見て塾を決めるわけではありません。
当然のことですが、ホームページに書いてある「文章」を読んで、塾を決めるのです。
なので、ターゲットを絞り込んだら、
次に大切になるのは、その方へ向けたコピーを書くこと。
これも、考え方はチラシと同じです。
大切なのは、先生が伝えたいことを書くのではなく、
「ターゲットが知りたいと思っていることを、先まわりして伝えること」です。
要するに、
「あなたの塾は、私の悩みをどう解決してくれるの?」
この質問にビシッと答えられるかどうかが、ポイントになります。
先生の塾のターゲットとなる人は、どんな悩みを抱えているのか?
そして、先生の塾は、どうやって、そのターゲットの悩みを解決できるのか?
この2点を、ターゲットがすぐに理解できる文章で伝えることが大切です。
先生のホームページに書かれている文章を読んだターゲットは、
抱えている悩みを解決し、満足している自分の姿をイメージできるでしょうか?
もう一度、チェックしてみてください。
4. 迷わず、目的の情報が得られますか?
先生のホームページにたどり着いた人が、
そのままページを読み進めるか、それとも、ページを閉じてしまうか。
それを判断する時間は、わずか「3秒」ほどであるといわれています。
普段からインターネットを使い慣れている人なら、
その時間は、さらに短くなるでしょう。
ここで、少し考えてみてください。
先生も、インターネットをしているとき、
「見たい情報がどこにあるのかわからないな…」というページを開いたら、
「もう、いいや…」と、すぐにページを閉じてしまうでしょう?
これと同じように、先生のターゲットも、
ほんの一瞬、パッと見ただけで、読むか、閉じるかを判断しているのです。
もし、ターゲットの求める情報が、
先生のホームページのどこにあるのかわからなければ?
ほとんどの人が、どこにあるのか探すことなく、
ページを閉じて去っていってしまうでしょう。
先生が、ホームページからの集客に成功したいと思うなら、
ターゲットが迷わないよう、わかりやすく情報を配置することが大切です。
先生のホームページは、問い合わせや資料請求のボタンが、
よく探さないと見つけられないような、わかりにくいところにあったりしませんか?
迷わずアクションを起こせる位置にあるか、もう一度チェックしてみてください。
5. 最新の情報を載せていますか?
最終更新日が、1年以上前だったり、
載せている合格実績が、数年前のものだったり…。
先生のホームページには、心当たりがありませんか?
実は、もう、これだけで集客力は、ガクンと落ちてしまいます。
なぜなら、情報が古いままだと、
「この塾、大丈夫かな?」
「もしかして、今はもう、やってないんじゃない?」
など、ホームページを見た人に、不信感を抱かせてしまうからです。
この問題を避ける方法は、
・面倒臭がらずに、マメに情報を更新する
・ブログやSNSなどをリンクし、そちらで情報を発信する
・はじめから、更新の必要性がないページを作る
など、色々ありますが、いずれにせよ、
放ったらかしにすることが、一番よくありません。
最初の数ヶ月は、はりきって更新したけれど、
忙しいし、途中で書くこともなくなって、放ったらかしにしてしまった。
これが、最悪のパターンです。
先生のホームページに載っている情報は、最新の情報ですか?
ターゲットの信頼を得るためにも、今すぐチェックしてみてください。
6. たくさんのアクセスを集める工夫をしていますか?
これらは、一概に「この方法がベスト」と決めることはできません。
ホームページを作るのは、大変な作業です。
なので、ページが完成した段階で、達成感に浸りたくなる気もちもわかります。
しかし、本当の勝負は、ホームページが完成してからです。
どうやって、たくさんの見込み客にホームページを見てもらうか?
この目的を達成するための工夫をしなくてはなりません。
先生のホームページに、より多くのアクセスを集める方法は、3つ。
1. 検索結果の上位に表示されるよう、ホームページを最適化する(SEO)
2. 検索キーワードに連動する広告を出稿する(アドワーズなどの検索連動型広告)
3. フェイスブックやツイッターなどのSNSを活用し、ホームページへ誘導する
検索結果の上位に表示させるには、それなりの専門知識と時間が必要になります。
しかし、手間のほかにコストはかかりませんので、
広告予算が捻出できない場合には、取り組む価値はあるでしょう。
アドワーズなどの検索連動型広告は、「◯◯市 学習塾」など、
指定したキーワードで検索されたときに、上位に広告表示させる方法です。
当然、多少の広告費がかかりますが、手っ取り早く、
たくさんの見込み客からアクセスを集めたいときには、有効な手段といえます。
なぜなら、先生の塾と競合になる塾が、
どのエリアに、どれだけの数があるのかで変わるから。
もし、先生の塾があるエリアに、競合となる塾のホームページが少ないのなら、
SEOでお金をかけずに上位表示させることは、そう難しいことではないでしょう。
しかし、競合となるホームページが多いエリアなら、膨大な手間をかけるよりも、
多少の広告費を払ってでも、サクッとアクセスを集めるほうが賢い選択といえます。
先生のホームページは、何かアクセスを集める工夫をしていますか?
ホームページからの集客を成功させたいと思うなら、
より多くのターゲットに見てもらえる工夫をしなくてはなりません。
A. 結局、集客できるホームページって、どんなページなの?
先生が、毎月コンスタントに集客できるホームページを作りたいと思うなら、
1. ホームページの目的を明確にすること
2. ターゲットを絞り込むこと
3. ターゲットに伝わるコピーを書くこと
4. わかりやすく情報を配置すること
5. 最新の情報を載せること
6. たくさんのアクセスを集める工夫をすること
これら「6つのポイント」をすべて押さえなくてはなりません。
とはいえ、具体的にどんなページを作ればいいのか?
これについては、今後の更新で、くわしい内容をお伝えする予定です。
「塾の集客が第一」では、ホームページに関するご相談も承っております。
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